main story A

DM&NPC:Mishra 参加PC:Alur、Atrocious、Cyril(管理人)、Fafnir、Fairn

#1-1

DM:まずは今シリル――つまりあなたですが――が今いる世界についてざっと説明しましょう。
Cyril:はい
DM:今いる世界はミスタラという場所で、地球と同じように天地がちゃんとあって、いくつかの大陸がある世界です。文明のレベルは国によって違いもありますが、農耕や狩りをして過ごしていて、電気や火薬のない世界だと思ってください。
Cyril:ふむふむ
DM:別な言い方をすれば中世ヨーロッパ風と言う奴です。ただし、大きな違いは、荒野には地球には生息もしなかったような、オークやゴブリン、コボルドなどの妖魔のたぐい、竜、グリフィン、巨人やトカゲ人間など危険な生物が徘徊しています。
Cyril:ふむ
DM:知性をある程度有している生き物たちは、人間(やその他)の土壌を脅かそうと戦いを仕掛けてくることもあるほどです。……とはいったものの、まあどこぞの大魔王がよみがえって世界は暗黒に包まれているだのお姫様が竜にさらわれただのそういう話はなくて、世の人々は領主の治世の元、ある程度平和に暮らしています。
Cyril:うみゅw
DM:あなたが生まれたのは人間が住む町からは遠く離れた森の中で、「生命の樹」を奉るエルフたちの集落です。
Cyril:生命の樹…
DM:大きくなるまでの時間をそこで暮らしてきたあなたは、毎日採集や歌や踊りで一杯の楽しい暮らしを送っていましたが、時折現れるゴブリンやオーク、ノールたちの掃討にかり出されることもしばしばでした。生命の樹ってのはエルフの守り神みたいなもんで、エルフはみんなそこから自分たちが生まれたと信じているものね。
Cyril:なるほど
DM:あなたは族長から、ゆくゆくはこの森を守る戦士として育って欲しいという意味で剣や魔法の修行をさせてもらっていました。今、あなたが剣や魔法を普通のエルフよりややうまく扱うことができるのはそのせいです。
Cyril:ほほー
DM:でも、エルフは魔法の武器や工芸品に目がない上、好奇心も割と高いためか、森を飛び出して危険な世界に身を投じるものも多くいます。あなたも、自分の好奇心が抑えられなくなってきたこともあって、森を出ようと族長に問いかけたところ
村長:「放浪のエルフには将来の守りを司る大切な役目がある。剣の修行、魔法の修行、おまえのためには旅がいいのかもしれない」
DM:と、いくらかの路銀と一緒に快く送り出してくれる。
Cyril:ををー
DM:別の言い方をすれば若干放任主義がかかっている族長でしたw
Cyril:w
DM:あなたはそれから旅を続け、やがて大きな町が目の前に見えてきました。話に聞くあの町は、いろいろな冒険者が国の方々から集まってくるという冒険の戸口、スレッショールド。
Cyril:わくわく
DM:そうこうしているうちに門が見えてきたよ。大きな壁に囲まれたこの町は、外からでも中の活気が分かるくらいだね。門の前には詰め所があって、どこには衛士がいるみたいだ。さて、どうしようか。ちなみに門は大きな鉄扉だね。
Cyril:そのまま普通に入れますかね?
DM:まあ、門があるんだから、そんなに簡単に外から来た人は入れないだろうね。
Cyril:とりあえず詰め所に行って入れてもらえるように言います。
DM:じゃあ、詰め所にやってきた。中には二人組の衛兵がいて、1人は出入りする人をチェックしている。
Cyril:もう1人は?
DM:もう1人は奥で何かしているみたいだ。まあ、雑務かな。
Cyril:ふむ
DM:衛兵の1人、チェックしている方が話しかけてきて
衛兵:「旅の者か?」
DM:と声をかけてくるね。
Cyril:「はい。」
DM:まあ武器を持ってるから、若干いぶかしげだ。
Cyril:ぬw
衛兵:「冒険者かなにかか?もめ事は勘弁してほしいんだがね。まあ武器は目立たないようにして、騒ぎさえ起こさなければ大丈夫だ」
DM:簡単に武器やらなにやら見られたけど、どうにか通してくれそうだね。
Cyril:一安心ですな
DM:じゃあ、門を開けて中に入ってみるかな。
Cyril:入ります。
DM:門の向こうは大通りで、沢山の人でにぎわっている。冒険の要所となる大都市だし、人間だけじゃなくて、時々ドワーフとかハーフリングを見かけることもある。
Cyril:ををー
DM:道には店が建ち並び、広場に続くに従って人がどんどん増えていくね。エルフの集落ではまずお目にかかったことのない喧噪に、ちょっととまどってしまうかもw
Cyril:どきどきしつつ何食わぬ顔で歩きますw
DM:まあ、冒険の要所についたのはいいんだけど、今までの旅は実は野営ばっかりでまともに床についたことがないんだな。ここなら、宿屋や酒場などあるだろうから、と、考えながらうろうろしている……と、しばらくうろうろして、ある店のある路地の近くにさしかかったところで、人々が何かざわざわと、異様な雰囲気に包まれていることに気づくね。
Cyril:ほうほう
DM:騒ぎの起こっている場所はちょっとした人だかりだ。
Cyril:じゃぁ騒ぎの方へ近寄ってみます。
DM:細工の店や骨董の店なんかが建ち並んでいる通りの近くの路地の前で、どうやら女性が泣きながらうずくまっているみたいだ。周りの人たちはどうしたものかとあわてふためくか、見て見ぬふりをしようと通り過ぎるか、それとも好奇の目で見てるか、と言った感じで、今のところ誰も事情を聞きに行った人はいないみたいだ。どうしようか?ちなみに、彼女が泣きながら訴えるには
女性:「泥棒が私の荷物を!」
DM:だそうで。
Cyril:泥棒かYO ではさりげなく女性に近寄って詳しい事情を聞きます。
DM:じゃあ、話そう。彼女が泣きながら言うには、
女性:「私は図書館に資料を届けに行っていた途中なんですが、この路地にさしかかったところで後ろを歩いていた男が突然、私の荷物を奪って路地の向こうへ逃げてしまったんです」
DM:だそうだ。人相も何となく覚えてて、それらしい特徴も聞けたよ。
Cyril:ほうほう
DM:ちなみに路地を見ると、区画の造りがある程度整っているせいかいきなり三つ又になっていたりするけど、
Cyril:Σ
DM:元々この辺は門に近いせいか道を間違えると行き止まりとかになっているかも、と言う話で。
Cyril:ということは追いかければ追いつく可能性も
DM:だね。
Cyril:では「私が取り返してきましょう」と言って追いかけます。
DM:おっけ。じゃあ路地へ入っていく。やっぱり路地は入り組んでいて、表通りとは違った雰囲気だ。店の裏口、誰かの家、いくつも扉があってどっかに逃げ込んだかもしれないというちょっとイヤな想像もしてしまうね。
Cyril:ぬー
DM:いくつかの角を曲がっているうちに、ちょっと先の家の小さな石段に腰掛けて、鞄の中身を覗いている男がいる。
Cyril:あからさまに怪しいー!w
DM:人相も似てるね。まだ向こうは君に気づかず、鞄の中身を物色している。
Cyril:じゃぁとりあえずこそっと近付いて、逃げられないように腕をつかんでやります。
DM:んじゃ1d20振ってください。敏捷性のボーナスがあったら足していいよ。
Cyril:(ダイスを振る→1)ぶっ 修正+1でふ
DM:いちかよ (ダイスを振る→12)そりゃ失敗するわな……w
Cyril:うぬっw
DM:んじゃ、腕をつかもうとしたところをずざっと身をかわされ
:「なんだおめえは!」
DM:と、ナイフを構えられるが。
Cyril:おまえがなんだ!と言いたい所だがやめておこう…w
DM:相手はナイフを構えながら、じりじりと移動している。目は君をまっすぐ見据えながらも、君が長剣を持っているのを見て若干緊張の面持ちだ。さてどうしよう。
Cyril:じゃぁ剣に手をかけて脅しをかけつつ「その鞄を返したまえ。」とか言ってやります。
:「おまえは何者だ、官憲か!?俺だって、こないだの「仕事」が失敗してなけりゃこんなしょぼい追いはぎなんてしてねえんだよ!」
Cyril:「ただの通りすがりの冒険者だ。」
:「冒険者だと?じゃあおまえも、やばい仕事で一攫千金を狙おうってのか!」
DM:結構エキサイトしているご様子。
Cyril:w
DM:一応、非致命戦闘といって殺さないように殴れますがどうしますか?
Cyril:じゃぁそうします。
DM:んじゃ1d20振ってください。
Cyril:(ダイスを振る→13)
DM:っと、ごすっと殴られた。ダメージ振ってください。ノーマルソードだから1d8
Cyril:うい (ダイスを振る→6)
DM:+力の修正で7点。非致傷戦闘はダメージが1/4だから1点
Cyril:ふみゅ
DM:でも、ごすっとやったら呻いて倒れたね。一般人だから、こんなもんだ。
Cyril:弱っ
DM:荷物は、石段のところに捨て置かれてるけど。
Cyril:ではその隙に荷物を取り返して女性の元へ戻ります。
DM:男はどうしよう?w
Cyril:えー…放置でw
DM:w んじゃあ、女性のいたところへ戻ってくると、1人の男が女性をなぐさめている。顎髭を蓄えたちょっと知性的な面持ちで、服もどちらかというといいものを着ている。
Cyril:ほうほう
DM:人間で年の頃は30位といったところだね。女性の方はまだショックが収まらないらしく、泣いてはいないものの表情は暗いね。男性はそんな女性を必死でなだめようとしてる。周りは相変わらず野次馬が見えるけど、君が路地に出てきたところを見てちょっと ワァッ となる。ちょっとした英雄扱いかもwどうする?
Cyril:とりあえず女性に近付いて
DM:と、近づいてみたところで、あなたの持っている荷物をみた男性が
男性:「取り返してくれたんですか!」
DM:とうれしそうに一言。
Cyril:Σ
DM:女性も安心した様子だね。どうやら、女性に届け物を頼んだんだけど、ちょっとした用事で外に出たら女性が泣いていたんで、どうしたのかと聞いたら荷物を取られた、今あなたが奪い返しにいった、とそういう話を聞いたらしい。
Cyril:ふむふむ
男性:「とにかく、ありがとうございます。私の名前はバートンと言います。このスレッショルドの図書館で、史学の研究をしているものなんですが、あいにく今は持ち合わせがありませんので……たいしたお礼もできず」
Cyril:「いえ、礼には及びません」と言っておく。
バートン:「いや、そんな訳には……」
DM:と、あなたの身なりを見ていた彼は、こう持ちかける。
バートン:「……あなた、冒険者の方ですか?」
Cyril:「えぇ、そうですが…」
バートン:「……いま、何か仕事の依頼とか、目的地とかおありですか?」
Cyril:「いえ、特に何もありませんが」
バートン:「……そうですか、お礼と、ちょっとお頼みしたいことがあるのですが、後で、この店へおいでくださいませんか」
DM:と、一軒の酒場兼宿屋を紹介されるね。
Cyril:ふむ
DM:簡単に場所も教えてもらえる。
バートン:「私、これから荷物を持って、彼女と図書館へ戻りますので、また後ほど、日暮れ時に」
DM:と立ち去っていく。
Cyril:ふみゅ
DM:まだ、日暮れまでには時間がありそうだね。
Cyril:じゃぁぶらぶらと歩いて時間を潰します。
DM:あいよ。んじゃあ、何となく時間をつぶしているうちに日も傾いてきた。光陰矢のごとし。
Cyril:ではさっき教えられた場所に行ってみましょー
DM:ぶらぶらしているうちに、指定された酒場に来たよ。中は冒険者やら町の労働者やらなにやらでにぎわっているね。
Cyril:その中にバートンさんはいますかね?
DM:まだいないみたいだねー。で、とりあえず注文を聞かれるわけだがwおねえちゃんがやってきて
ウェイトレス:「お客さん、何にします?」
DM:と。ちょっとかわいい感じのウェイトレスさんだね。
Cyril:うぬっ…まぁ金が1GPしかないわけだがw
DM:w エールくらいなら銀貨でも飲めるw
Cyril:それが一番安いのかの?w
DM:まあ、大衆むけw
Cyril:じゃぁエールを頼みますw
DM:そんなわけで君がエールをちびちびやっていると、バートンさんが入ってきて、君を見つけると同じテーブルにやってくる。
Cyril:ふむ
バートン:「昼間はありがとうございました、おかげで貴重な資料を取り戻せました」
DM:と、まずはお礼を言ってくれる。
Cyril:「いえいえ…」と照れくさそうにしておくw
バートン:「お礼としては少ないかも知れませんが、ここの飲食代、それから宿代は私が出しますので」
DM:と言ってるね。
Cyril:それは助かった!と心の中で喜ぶ…w
DM:で、バートンさんここでちょっと神妙な顔つきになって
バートン:「で、昼間お話しした「お願い」なんですが」
Cyril:「何でしょうか」
バートン:「実はですね、今日取り戻して頂いた史料のなかに、ちょっと気になる記述を見つけまして。どうもそれが未踏査の史跡の記録のようなのです」
Cyril:「ほぅ…」
バートン:「普段であれば、我々だけでも調査に行けるんですが、今回の場所は近くにゴブリンの集落があるという話がありまして……正直我々だけで行くのは心細いのです」
Cyril:「なるほど…」
バートン:「そこでですね、あなたに、私たちの調査にご同行願えないかと思いまして」
Cyril:「構いませんよ」
バートン:「そうですか、助かります。報酬の話ですが、まず前金として65gpお渡しします。一応、調査が済みましたら残りの585gpをお渡しします。つまり一割は何かがあったときの手当という訳です。それから、史跡の調査中に、学術的価値のなさそうな金品については基本的には全部お持ち帰り頂いて構いません」
Cyril:「わかりました」
バートン:「それから、あなたの他に、私の知り合いの僧侶を1人同行させて頂きます。出発する際には、私とその者でお迎えに参りますので。どうぞよろしくお願いします」
Cyril:「はい。こちらこそよろしくお願いします」
バートン:「それでは、また。お店の方にはちょっと多めに渡して置きますから、まだ何か頼まれても大丈夫ですよ」
DM:と笑いながら店を出るね。
Cyril:笑いながらー!w
DM:さてとりあえずこの店に宿を取った君は、連絡を待つわけだが、今日はここまでじゃー。以下次号。